南城依存症ケアセンター「BB&SB・ギャザリング」
いつも南城依存症ケアセンターのブログを拝見頂きありがとうございます。
ブログ係のヤス・アキです。
最近は急な寒波が沖縄に訪れ、温かいものが欲しくなる季節になってきました。
そんな中でも仲間たちは元気いっぱいプログラムに励んでいます。
今回はじめにお伝えするのはBB(ビックブラザー)&SB(スモールブラザー)です。
回復につながったばかりの仲間はこれからの生活や環境に対して不安になることが多い為、
頼れる仲間がそばに必要になってきます。
そこで南城依存症ケアセンターでは、新しい仲間をSB(スモールブラザー)、
その新しい仲間をサポートする仲間をBB(ビックブラザー)とし、少しでも安心して過ごせるようになっています。
それでは、BB&SBの仲間にインタビューしてみましょう!
右がビックブラザー、左がスモールブラザー
BBの仲間
Q:BBになって良かった点は?
A:仲間に守られていることを感じられた。ここに入ってきた時の気持ちを思い出して回復に向けてさらに頑張ろうと思えた。
Q:BBとして今後の課題は?
A:サポートと自分のプログラムの時間を上手く作ることです。
SBの仲間
Q:BBの存在はどう感じますか?
A:色々と教えてくれるので、守られている感じがする。生活面でのサポートもしてくれるので感謝してます。いつかは自分もサポートする立場になりたいです。
インタビューに答えてくれた仲間ありがとうございました。
さらにBBはBB会議で同じ立場の仲間とサポートの仕方や悩みを共有しています。
共有することで新たな安心感が生まれますね。
思いやることの大切さを毎日感じられ、学びも多いようです。
続いてお伝えするのはギャザリングです。
ギャザリングの意味を調べると…
打ち解けた集会、集まりだそうです。
このプログラムは平日の月曜日から金曜日の朝と夕方に行われます。
「ギャザリングに参加しないと一日がはじまらない」って仲間もいるぐらい僕たちには大切な時間なんです。
この日は野外でギャザリングを行い、神秘的な風景が広がる岬にお邪魔しました。
それでは野外ギャザリングの模様を順を追って紹介していきましょう!
①祈りと黙想
ここでは心が落ち着くように目を閉じ祈りをします。感謝の気持ちを感じ心を平穏にすることで落ち着きます。
②文献の朗読
司会者が依存症者にきずきのある文献の朗読を行います。
③フィーリングランド
今日の体調・感情・目標を一人ずつ回していきます。自分自身の感じていることや目標を言葉にする大切さを学んでいきます。
④本日の予定
スタッフから本日のプログラムのスケジュールを伝えて貰い、プログラムに参加していきます。
⑤希望・要望
悩みがあるので相談にのって欲しい、体調がよくないので病院に行きたいなど希望することを伝えていきます。
⑥個人報告
個人での目標達成やプログラムの進捗状況などの報告を行います。
僕たちは依存物質や依存行為を繰り返しているときは、自分以外の人に関心が少なかったように思います。
ギャザリング(打ち解けた集会)で仲間のフィーリングランドに耳を傾けると関心がわき、
自分自身のフィーリングランドを言葉にすると自然と安心感を感じられるようになりました。
仲間と共に回復できることに感謝!!
今回のブログはここまでです。
ブログ係のヤス・アキでした。