ギャンブル依存症について
ギャンブル依存症とは
パチンコやスロット、競馬、競艇など、ギャンブル性の高いものにのめり込み、社会的にも経済的にも問題が生じているのに、止めることができない状態を「ギャンブル障害(ギャンブル依存症)」と呼びます。
※ギャンブルとギャンブル性のある遊技を合わせて「ギャンブル等依存症」と呼ぶ場合があります。
最近ではインターネットの課金制ゲームなどにはまるケースも増えており、若い世代への広がりが懸念されています。依存症の背景には、その方がギャンブルやゲームなどに頼らざるを得ない「生きづらさ」を抱えていることが多く、心の問題としての認識が広まってきました。
正しいケアとサポートを受けることによって、かつて自身が望んでいた生き方や、それ以上の生き方を手にできます。また問題行動によって壊れてしまった人間関係を修復でき、新しいつながりを築いてゆくことも可能です。
セレニティパークジャパンは、市民向けセミナーや講演などを通して、ギャンブル依存症についてのより深い理解を広める活動をしています。
問題ギャンブルとは
ギャンブル障害(ギャンブル依存症)の診断を受けている、もしくは診断は受けてはいないが、自身のギャンブルによって自身、周囲の人、あるいは社会に何らかの悪影響を与えている状態を指し、Problem
Gambling(問題ギャンブリング)とも呼びます。
※悪影響とは、経済状態、仕事や学業、人間関係(家庭、職場、学校内、友人関係等)、身体や精神の状態への悪い影響を言います。
ギャンブル障害の診断基準については、世界保健機関(WHO)によるICDや、アメリカ精神医学会のDSMでも明らかになっていますが、問題ギャンブルの基準については明確なものが無いのが現状であり、当事者(本人や周囲など)の実感に左右される場合もあります。
ワンネスグループでは、問題ギャンブルに関するひとつの区分けとして、メリーランド大学医学部のロリーン・ルーグル博士(IGCCB:国際問題ギャンブルカウンセラー認定委員会代表)が示したものを使用しています。


