Archive for 2月, 2016
南城依存症ケアセンター「ウェルカムパーテイ☆仲間のメッセージ」
ハイサーイ!南城依存症ケアセンター のヤス・アキ・モトキです。
僕達は依存物質や依存行為をやめたくて南城依存症ケアセンターに来ました。
回復していくとアディクションを使っていた頃の嫌な感覚は少しずつ和らいでいきます。
新しく繋がった仲間の話を聞くと、以前アディクションを使っていたころの自分を思いだす…
初心忘れるべからず。
物事に慣れてくると、慢心してしまいがちであるが、未熟だった頃の自分と志を忘れてはいけない。
そんな気持ちにさせてくれる新しい仲間はとても大切なんです。
今回は新しく繋がった大切な仲間に感謝の気持ちを込めたウェルカムパーティを開きました。
ウェルカムパーティとは皆で食事をしたり、ゲームをやったりして新しく施設に繋がった仲間を歓迎する会です。
パーティの食事は南城で大人気の手巻き寿司を皆で作ることになりました。
今回はそのウェルカムパーティの様子をお伝えします!
りょうさんです。食事の準備をしています。料理が得意じゃなくても皆がいるので大丈夫!
りょうさんともときさんです。奥に映るのも南城のメンバーです。手分けをして食事の準備をしています。
普段こんなに人がいることのない台所も今日は仲間でいっぱいですね。
ヤスさんとアキさんです。手巻き寿司のネタに使う卵を焼いている所です。美味しそうでしょう?
南城依存症ケアセンターの団結力はすごいんです!皆率先して手伝ってくれました。皆さんお疲れ様です!
こうちゃんとパーティの主役しょうたさん。今回の主役ショウタさん自ら手伝いをしてくれました。
それではウェルカムパーティ開始です!食事をしながら新しく繋がった仲間との会話も弾んでいますね!
繋がってくれたことに感謝しながら頂いた手巻きずしは最高に美味しかったです。
パーティの終わりにショウタさんが皆に向けて挨拶をしてくれました。
仲間からの歓迎を受けてすごく感激しています。治療共同体の一員になれて良かったと。
パーティでケーキも渡しました。美味しそうですね。ショウタさんも笑顔で喜んでくれて良かったです。
最後に皆で集まっての記念写真です。皆で協力しあってパーテイは無事成功しました!
本当に良い時間を過ごせたと思います。
続いて仲間のメッセージを紹介したいと思います。
今回は新しくつながった、ショウタさんにインタビューしてみました!
Q:プロフィール・アディクションを教えてください。
ショウタ 奈良県出身 三十一歳 アルコール依存症
Q:南城依存症ケアセンターにつながったきっかけは?
母がインターネットで見つけてくれて、自分でもホームページをみてここなら依存症を治せると思ったからです。
Q:施設の環境はどうですか?
沖縄の気候、ゆっくりした時間すべてが依存症の回復に適して過ごしやすいからです。
Q:南城依存症ケアセンターの仲間と接してどうですか?
今の時代、上辺だけの関係が多く感じて人間関係に悩んできましたが、
南城の仲間とは初めから長く付き合ってたかのように接することができました。皆暖かすぎです。
Q:スタッフの印象は?
まだ、来てまもないですが、自分の回復に対して真剣に考えてくれていると感じています。
Q:最近の生活は?
以前にはなかったリズムある生活が送れています。
Q:今幸せだと感じることや辛いことを教えて下さい。
辛いとはあまり感じないです。今は未来の自分の為に回復のステップを学べていることです。
Q:これから先のショウタさんの未来は?
まずは家族を安心させたい、趣味で結果を残したい、パートナーを見つけて幸せになりたい、クリーンを生涯続けたい。
ショウタさんインタビューありがとうございました。
自身が施設に繋がったばかりの頃を思い出してみると、
右も左もわからない知らない土地に来て,「この先どうなるのだろう、、、」「回復なんて出来るのかな?」
自分のこれからの将来にただただ不安しかありませんでした。
そんな時に不安を拭ってくれたのも今回のパーティのように暖かく迎え入れてくれた仲間でした。
自分も経験した仲間の寂しさを少しでも和らげたい、自分が仲間から貰った喜びを
新しい仲間にこれからも伝え続けていきたいです。
今回のブログはここまでです!
南城依存症ケアセンターのブログ係ヤス・アキ・モトキでした。
段階制導入しています。〜3段階編〜
みなさまハイサーイ!
前回、前々回に引き続き段階制について紹介していきます。
今回はいよいよ3段階!
3段階は社会復帰への準備期間です。
3段階での目標は
⭐︎ステージ1・2で身につけた、健康的な生活スタイルを所内で行う。
⭐︎過去、ギャンブルやアルコールの使用で起こしたトラブル(借金、他者への傷つけ)に対してステップ9を継続的に行うことを目標とする。
⭐︎スポンサーシップを取り、ステップ10・11・12を行っていく。
①「デイケア&各ハウス」での目標(ステージ1・2での課題に加えて)
◆ハウスキーパー、プレジャーなど利用者間で民主的に会議ができる。
◆ハウス会議では司会など積極的関わりをする。
(掃除や整理整頓ができていない時など)
②「スタッフや他メンバーとの関わり」の目標(ステージ1・2での課題に加えて)
◆他のメンバーにとってのロールモデル(目標)を心がける。
◆今後の目標、コール設定について考え、スタッフと十分に話を継続する。
③プログラムへの参加(ステージ1&2に加えて)
◆スポンサーシップ(暫定なものも含む)が走り出している。
◆ステップ9について、継続的に計画〜実行している。
◆ステップ10『日々の棚卸し』が、習慣化している。
◆宿題が一通り終了している。
◆実費で外部の自助グループへ通う努力をしている。
◆自助グループの中で、ホームグループを決める。
項目は大体こんな感じです。もちろん今までやってきた事を継続しつつ、成長していきます!
三段階の期間は人によって変わりますが、大体三ヶ月ぐらいで、就職活動をやったり、施設のスタッフに
なる為に、研修期間に入る流れになっています。
三段階は仲間の為に、プログラム中に日用品の手配をしたり、裏方の役割も多くなり
スタッフとクライアントの中間にいるような感じですかね。
自分の就職活動もありますし、共同体の事もあるので、この段階になって出てくる問題もたくさんあります、
無理をし過ぎても自分がきつくなりますし、自分勝手な事をしても、回復からは遠ざかってしまいますね。
バランスをとりながらやっていくのはとても難しいので、近くに仲間がいるこの期間に練習って感じです。
最近でも続々と三段階から就労へ行った仲間が増えてきて、みんなの希望になっています!
三回に渡り段階制についてアップさせていただきました。
少し長くなりましたが、ご閲覧ありがとうございました!
次回からは、別のテーマを考えていますので、お楽しみに♪
段階制を導入しております。〜2段階編〜
みなさまハイサーイ!
ブログ係のゆうき&エスティです。
前回に引き続き段階制について紹介していきたいと思います。
今回は2段階!
各々個人差はありますが、だいたいの仲間は3〜6ヶ月 を目安に
2段階へと進みます。
2段階での目標は
⭐︎自分にとって「いいパターン」「改善すべきパターン」を知ること
⭐︎健康的な考え方とは何かを知ることです。
⭐︎「健康的な考え方、生き方とは何か?」「社会的に見て責任ある行動とは?」プログラムを通して考えを深める。
⭐︎自分のことのみでなく、他のメンバーの手助けを実践する。
⭐︎過去の自分の考え方・行動パターンを改善するために12ステッププログラムの5〜9に取り組む。
⭐︎感情的な正直さを手に入れる為に、グループワークのトピックで積極的に参加する。
今週のコータくん
南城依存症ケアセンター「食当&お花見」 毎週水曜日更新中!!
はいさーい!!
いつも南城依存症ケアセンターのブログを拝見して頂きありがとうございます。
ブログ係のヤス・アキ・モトキです。
南城依存症ケアセンターでは、プログラムの一環としてクライアントが食事のメニューを決めて、
自分達で実際作って食べます。
では早速、お昼の食当の様子をお伝えします!
調理をしているヤスさんです。この日のメニューはパスタでした。
ただ、麺を茹でると言っても、人数が多くなるとさすがに大変そうです。
完成したパスタです。一人当たり100円で出来たようです!
限られた予算の中で何を作るか、工夫すれば色々な食材が買えるので、色々なメニューに仲間はチャレンジしていますよ。
その日の安くて質がいい食材を選んで慣れない包丁捌きにも熱がこもります。
今まで包丁を持った事がなかった仲間もここでは積極的に食当を体験しています。
もちろん、上手く行かないこともありますが、失敗は次に生かせばいい。
自分も仲間も満足できる料理にしたい、そんな気持ちが伝わってきます。
ある仲間が話してくれました。
仲間の「美味しかったよ!!」の一言がうれしい。
今まで家族が作ってくれた料理を当たり前に食べてた。けど大変だったんだな。
自分がその立場になってやっと分かった…
今なら感謝できると!
きっかけはなんだっていい。
自分自身に向き合えることに感謝です。
続いてお伝えするのは先週プレジャーで行ったお花見です。
沖縄の桜前線はなんと日本一早く、毎年一月から開花が始まっているんです。
花見当日、朝から曇りがちの天気ではありましたが、皆久し振りのお花見ということで嬉々としているように見受けられました。
場所は名護市のとある丘の上なのですが、着いてみたら眺めが凄く良い所で、敷地内も広くとっても良い場所でした。
ニュースでこの時期の沖縄の桜は、七分咲きだと言っていました。
私達がお花見に行った公園では五分咲き位でしたが、近くの道沿いは七分咲き位でとても見ごろでした。
沖縄の地に咲く桜を生まれて初めて見る仲間がほとんどです。
桜を見て昼食を取った後はミニゲームをして遊んだり、丘の上を探索してみたり、
今回のプレジャーでも色々な事をしながら一人一人がゆったりとした時間を過ごせていた様に思います。
施設生活に繋がる前の僕達は身の回りの事に対しての喜びや自然の美しさを共有したり、
それを分かち合うことなんてとてもじゃないけれど出来ませんでした。
治療共同体の一員となり、昔の生き方を捨て生まれ変わろうとしている今の僕達には
季節を楽しむ心もあれば、プログラムを通して色々な感覚を取り戻せつつあるのかもしれません。
今は仲間と共に施設生活を送りながら自分の過去、自分のこれからの未来、そして目の前の自分の問題と向き合い
時には苦しくなる時も訪れますが、そんな時にこそ自然を見ても何も感じれず、
もがき苦しんでた頃の自分を思い出したいものです。
今回のブログはここまでです。
次回更新もお楽しみに。
ブログ係のヤス・アキ・モトキでした。
段階制を導入しておりますっ!
みなさまハイサーイ♪
今回のブログはこのSPJで取り入れられている段階制をご紹介したいとおもいます。
少し真剣モード発動します!
段階ってと思わせる方も多いと思いますが、僕達がこのSPJに入所してから自立(自律)まで進んで行く為に
設けられている過程です。
大きく分けて1段階、2段階、3段階、となっています。
段階が変わって行くには幾つかの項目を基にその項目を日常的にクリア(習慣化)出来るようになると、
次の段階へと移り変わっていきます。
入所してすぐは、1段階から始めていきます。主に生活習慣の改善の段階となっています。
僕を例に出すと、ここに来る前は、朝起きて、三食毎回食べて、夜寝るという簡単な事が出来ていませんでした。
当然生活リズムは崩れ、不眠にもなりいつも苛立っていました。
こうした生活習慣の改善にまず取り組む事で、日中に行われているプログラムにも集中して取り組めるようになっていきます。
中でも仲間と打ちとけ合い、しっかり睡眠を取るという事が個人的に大切になってくるのかなと思います
主な項目はこちら↓です。
⭐︎ギャンブル・アルコール依存によって損なわれた、生活習慣や金銭管理の修正努力。
⭐︎自分勝手な行動ではなく、他のメンバーと協力して生活する。
⭐︎分からないことがあったら、スタッフや仲間に聞くように行動する。
健康的な生活をおくれるようになることが1段階の期間中に覚えていくが目標となっています。
共同生活や集団行動に慣れてきだしたら新しく繋がった仲間のサポートやデイケアでの役割を
与えられるようになり、それにも慣れてきたら次の段階へ進んでいきます。
などなど
エスティなりの見解:1段階でのルールは提示されているから今はできているつもりですが
これを維持していくこと又、社会復帰してからも実行し続けることを念頭に
日々生活を送っていきたいと思っています。いつでも初心を忘れずに!
南城依存症ケアセンター「スタッフ紹介&ハウスの風景」 毎週水曜日更新中!!
はいさい、ブログ係のヤス・アキ・モトキです。
いつも南城依存症ケアセンターのブログを拝見して頂きありがとうございます。
今回は南城依存症ケアセンターのスタッフ・アプレンティスを紹介していきます。
アプレンティスとはスタッフになる前の段階の研修生のことを言います。
スタッフ・アプレンティスは普段僕たちクライアントのサポートをしてくれてますが、
同じ悩みを持った仲間です。
そんな仲間がインタビューに答えてくました!
アプレンティス
マサ・千葉県出身・26歳・O型
Q:アプレンティスになって良かった事は?
仲間と接しながら、仕事が出来る事ですね。
Q:将来の目標は?
セブ島で経験した、ダイビングプログラムを提供する事。
少しずつ皆に恩返しをしたい。
アプレンティス
にしやん・奈良県出身・58歳・B型
Q:アプレンティスになって良かった事は?
仲間の回復のサポートをすることで自分自身の成長につながる。
Q:将来の目標は?
いつかはハワイで暮らしたいです。
スタッフ
BEX・埼玉県出身・35歳・O型
Q:STAFになって良かった事は?
回復と向き合った生活が出来る事。
社会の一員に戻れている感じがする。
仲間が沢山側に居るから寂しくない。
Q:将来の目標は?
バイクに乗りたい。家庭を作りたい。
フィリピンのセブに三年以内に遊びに行く。
インタビューに答えてくれた仲間ありがとうございます。
仲間の為にサポートしてくれているスタッフに日々感謝です。
続いてナイトハウスでの様子をお伝えします。
ナイトハウスとは私たちが普段生活している場所です。
依存症者は孤独を感じると依存行為や依存物質を繰り返していきます。
同じ依存症の仲間と共に共同生活をすることで安心感が得られ、孤独を感じず、自分自身に向き合う力を育てていきます。
それでは早速、週末のナイトハウスを紹介していきましょう!
毎週土曜日の朝にみんなでナイトハウスの掃除をします。
リビングは仲間とリラックスした時間を過ごすために大切な共有スペース。
掃除の行き届いた空間はやっぱり気持ちいいものです!
ハウスの各場所を分担してを隅々まで綺麗にしていきます。
仲間が言ってました。「アディクションを使っていた頃はほとんど自分でしたことなかった…」
勿論、ナイトハウスでは料理をします。食材を仲間とシェアして鍋パーティーすることもあるんですよ。
仲間と一緒に作業することで、会話も増え、より深くコミュニケーションが
とれる機会でもあります。
ときには、仲間同士の距離が近いからこそ、言いたい事を言えない時もあったり
些細なことでお互いに意地を張り合ってしまう時もあります。
そんな時フェローシップを取り、仲間同士の中で自分の正直な気持ちを伝え、
仲間の正直な気持ちに耳を傾けることで不安を取り除き、仲間の共感から安心感を得ることもできます。
今まで僕達は抱えてきた生きづらさや苦しさを他人に話す事も出来ず、いつも孤独を感じて
依存物質や依存行為に救いを求めてきました。
回復プログラムを取り組んでいく中で、同じ苦しみを分かち合える仲間にどれほど勇気を貰っているか、
どれほど救ってもらったかわかりません。
僕たちはもう一人ではないし、一人になる必要もないこともわかりました。
仲間がいるし、その仲間にも僕という仲間がいるのです。
これからも様々な試練が僕たち一人一人に与えられると思いますが、
仲間を頼り、仲間に頼られ、皆で一丸となって突き進んでいきたいと思います。
今回のブログはここまでです。
以上、ブログ係のヤス・アキ・モトキでした。
南城依存症ケアセンター「月一プレジャー&仲間のメッセージ」 毎週水曜日更新中!!
はいさい!
ブログ係のヤス・アキ・モトキです。
今回は先週に南城依存症ケアセンターの仲間と楽しんできた、月一プレジャープログラムについて
お伝えします。
南城依存症ケアセンターでは毎週プレジャーと言って、スポーツや魚釣りをしたり、
仲間と共に楽しむことができるプログラムがあります。
月一プレジャープログラムは、沖縄観光(水族館観光・観光スポット・等)や映画を見に行くことなど、
普段できないことを体験できます。
今回は、仲間たちと話し合ってリゾートホテルで食事することになりました。
月一プレジャーでもリゾートホテルに行くことは滅多にないので仲間たちも楽しみにしてました!
それでは早速ホテルでの様子を紹介していきましょう!
このリゾートホテルが、今回皆で行くことになったホテルです。沖縄県の名護市に有る素敵なホテルです。
ホテルの敷地内からエメラルドグリーンの海が広がります。
ホテルの中にあるプライベートプール。
この日は、気温が低く泳いでいる人はいなかったですが、夏場は観光客で賑わっているみたいです。
ロビーは素敵な家具と広くて居心地の良い空間がすごく落着きました。
ホテル内の渡り廊下では海からのそよ風が迎えてくれました。
レストラン内で席を決めて、テーブルに座りましたが、みんな少し緊張してますね。
彩り鮮やかな料理に感動です!
ゆっくりした時間が流れ、仲間との話も弾みますね。
バイキングでは二十種類以上のメニューが用意され、おかわりも止まりません。
イカ墨のリゾット。アレルギー体質の仲間には専用のコースも用意され安心して食事が出来ました。
美味しい食事は笑顔を誘います。お腹いっぱい頂きました!
今回の月一プレジャーは南城依存症ケアセンターの仲間たちには貴重な体験になったようです。
最後はみんなで海に行って、仲間と共に回復できることに感謝しました。
続いて南城依存症ケアセンターの仲間、いちさんの体験談とメッセージをお伝えします。
中等少年院、服役三回。これを見て正直良く思う人はいないはずです。
今回はそんな自分の話をしたいと思います。
上に書いた通り、十代の頃から人の役に立てる人間どころか、
一般の方々からは迷惑な存在でした。そんな自分がここにつながる
一番の理由は薬物です、覚せい剤 勿論薬物が原因の服役経験もあります。
一度使ったら自分の力ではやめられないとあるように
自分も薬物依存症でもうどうすることもできませんでした。
家族に薬物使用を知られたとき、自分が取った行動はただただ家族に謝る事でした。
あるとき自分は祖母に対して謝罪しました。
勿論笑って過ごせる話でもなく、当然祖母は泣きながら自分を叩きました。
その叩く力、今でも忘れられません。弱々しくでもどこかものすごく心に響く力でした。
あんな祖母を今まで見たことがありませんでした。
その時からどうしようもなくなった自分を初めて変えたいという気持ちになりましたが、
自分でどうにかなる問題でもないので携帯で手当たり次第依存症治療について調べたところ、
こちらの施設に何とか繋がる事が出来ました。
しかしながら沖縄という知らない土地での共同生活…初めは本当に辛い生活でした。
沖縄に来て右も左もわからない上、本当に回復できるのかと施設生活に不信感を持っていた事もありました。
こちらにきて一番安心したのは仲間たち一人一人が温かく迎え入れてくれたこと。
特に「握手」と「ハグ」が印象的であって握手は今までもありましたが、ハグをすることはそんなにありません。
ハグは本当に安心しました。しかしそれでも帰りたいという気持ちはあまり変わりませんでした。
そしてそんな気持ちのまま年を越し、今年に入ってすぐに自分の中での限界がきてしまい、
自分は心の中で「もういいよ」と思い、スタッフに「もう出ていきたい」と自分の気持ちを伝えに行きました。
一時間くらい話したところであるスタッフに「俺に任せてみろ」と言われた一言でその日は留まることを決心できたと思います。
その後仲間の元に行き、自分の感情を話すと仲間は僕に「ハグ」をしてくれました。
自分でもよくわからなかったのですが、その時すごく安心したの覚えていますし、もう少し頑張ってみるかという気持ちにもなりました。
時間が経つにつれて、自分の気持ちも少しずつ落ち着いていき、考えてみると自分の知らないところでスタッフが僕の回復を支援することで
動いてくれている事が見えてきました。
自分が依存症回復プログラムに専念できるように目に見えない所で必死になってくれているスタッフがいる。
自分の力では何もできない自分自身に対して情けなく思いました。
正確には頑張ってみるか、というよりも仲間やスタッフに頼ってみようか、という気持ちにもなりました。
最後まで諦めずにサポートしてくれたスタッフには今でも本当に感謝しています。
今後の施設生活、こんな自分でも待っていてくれている家族の事を頭に入れ、ありのままの自分をあたたかく見守ってくれている
仲間とスタッフの力を借りながら一歩一歩前へと進んでいきたいと思います。
仲間のメッセージはどうだったでしょうか。
今回のブログはここまでです。
ブログ係のヤス・アキ・モトキでした。